ねいと出産話③
地下に降りていき仮眠していた助産師さんを起こす。
「なんかー・・痛くなってきました。」
「え??ほんと?」
フリースペースのベッドに転がりこむ。
助産師さんは一回帰ってしまった学生さんに電話。
痛いー
痛いー
だんだんほんとに痛くなってきた
「だんなさんとすーちゃん、どうする?」
うーーーん
どうしよう
眠っているからなあ・・・
でも一緒にいてほしいよ!!
「いいころあいに起こしてきて・・・。」
そう助産師さんに頼む。
痛みは結構ましてきて
助産師さんと学生さんが腰をさすってくれるのがものすごくいい~
手が止まるとなんか痛みがますかんじ。
「さすっててー!!」
さすりながら私のお腹を触って助産師さんが言う。
「まだけっこう上にいるねえ。でも破水したら早いパターンかもね。」
ぬお!
そんなら早く破水してくれやあっ!
そんで早くおりてきてくれえっ。
突然
おしっこしたくなってトイレに向かう。
はぁ~
と
便器に座った瞬間!
バシャ!!!
破水!!
「は・・はすいしましたぁ~~」
トイレのドアを開けて叫ぶ
そのままベッドにいくとまたまた破水。
おっし!!
くるかくるか!
そのあと・・・
痛みはマックスに!!!
気づいたらベッドの横には
バローンとバローンにだっこされて静かに私を見てるすりや。
おおう・・・来たか。
「赤ちゃんもうすぐでてくるよー。」
すりやに言うと
わかってるのかわかってないのか
ニコリともせず
硬い顔をくずさない。
きっと母ちゃんの猛獣の叫びにビビってるのか。
だんだん体に力が入らなくなってきて
体がガタガタ震えてくる。
大きなクッションに抱きついて
四つんばいでいたけど
その姿勢さえもつらく
膝で支えてられない。
横向きになり
結局最後は仰向けになる。
陣痛が遠のいているとき
すりやの足をぎゅうううううっと握る
バローンの手もぎゅうううううっと握る
陣痛がくると綱に持ち替え
また遠のくとすりやとバローンを握る
ちきしょーー!
痛いよーーー!
もう子どもはいらない!
二人でじゅうぶん!!
(↑子ども4人希望してたのに。)
この痛みはいつ終わるんだーー?
目を閉じて痛みを逃そうとしていると
助産師さんから
「目を閉じないよ!」
と言われる。
足はやっぱりガクガク
もう一体
どの体勢が一番楽なのかもわからない。
「もう力はいらないよー!」
というと
「力入れなくていいんだよ!」
と言われ。
でも陣痛がやってくるとどうしても痛みを抑えようとして体に硬く力を入れてしまう。
ああっ!!!
もう早く!
早く!
早く!出てきてよぉ!!!!
まだ?
まだ?
何度も大声で助産師さんに聞いた・・・。
「赤ちゃん、まだ?まだでてこないの?」
と私が聞くと
いるよ、もう触れるよ、触ってごらん、
って言われて
そおっと手を伸ばしてみると
フニャっと
やわらかいものがあった。
コレがアタマか。
も・・・もう少しか・・・
そのとき
九島先生のお話を思い出す。
「はとぽっぽの歌がいいんですね。」
突然
アタマの中で歌いだす、
「はとぽっぽ。」
ぽっ
ぽっ
ぽー
はと
ぽっ
ぽー
ぽっ
ぽっ
ぽー
はと
ぽっ
ぽー
・
・
・
そう
もういきまなくても
赤ちゃんが自分の力ででてくるところ
「いきまなくていいんだよ!」
そう
ぽっ
ぽっ
ぽー・・・
うっ
でも突然いきみたくなる!
ぽっ
ぽっ
ぽー・・・
そうだ
赤ちゃんは産道を上手に
くるりん
と
回転しながら出てくるんだ・・・
く る り ん ・・・
アタマの中でイメージ
なんという余裕。
一人目とは全く違うわ。
「アタマ、でたよ!!」
助産師さんの声!
ほら!
赤ちゃんは自分ででてくる!
すりやとバローンは出てくるところをずっと見ていたらしい。
もうちょっと!
もうちょっと!
ずるん。
でた~~~~~~~!!!!!!
すりやのときのように
すぐに赤ちゃんが私の胸の上に。
静かに目を閉じている赤ちゃん。
横にいるすりやを見ると
じいぃっと赤ちゃんを見ている。
「すりや、ありがとうねえ。」
すりや出産の時には出なかった涙が
ポロリ、
と落ちた。
すりやは最初は
「ヤダ!」
と言って赤ちゃんにさわりたがらなかったけど
5分もしないうちに
そぉーーーーっと
生まれたての小さい小さい弟を触った。
生まれてきた赤ちゃんは
小さい、小さい、と言われてたのに
3300gを超える大きさででてきた。
鼻の中の羊水を少しとったら
大きな産声をあげた。
11月19日
午前4時ごろ
寧土 誕生。
その後
胎盤がでてきた。
すりやのときは
胎盤を食べたンですが
胎盤そのものを見れなくて
今回は絶対に出てきた姿のままの胎盤を見たい、と伝えておりました。
バローンは寧土をだっこして
スリヤと一緒に病室に先に戻り
私は下で胎盤を見せてもらいました。
学生さんに丁寧に説明してもらって。
もちろんグロいですが
不思議、
まったく冷静に見れるもんなのね。
寧土をつつんでいた胎盤は
ピカピカ小金色でした。
そうそう
寧土のへその緒を見たすりや
「赤ちゃんのしっぽ」
って言ってました。
今回も無事、元気に赤ちゃんが生まれ
しかも安産で
大スキな家族と一緒に。
ありがとうございます。
陣痛中、
「もう子どもなんて産まねえっ!!」
と思いましたが(笑)
今はすでに
「いや?いけちゃうかも?3人目?」
と思ってますわ。
まあ、それはどうなるかわかりませんけど
それほど
久しぶりに触れ合う赤ちゃんはかわいすぎて
そして赤ちゃんをかわいがるすりやもかわいくて。
本当に天使が我が家にやってきたようです。
ま
この天使ちゃんも
数ヶ月すれば怪獣へと変貌するんでしょうが(笑)
みなさん
お時間ありましたらぜひ、
天使ちゃんが天使ちゃんのうちに(笑)会いにきてくださいね。
今日もポカポカ
あたたかいベッドで
スヤスヤ眠っています。
ウチの寧土。
幸せを運んできてくれた天使ちゃんに
ありがとう
です。
産後すぐにお水を飲ませてくれるすりや。

体重をはかってもらう寧土。

ねいとをだっこするすりや。朝8:50


19日朝9時すぎ。眠くてしかたないすりや。
だって朝4時くらいからおきてるんだもんね。














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